20250906_110328

お店の基本情報

20250906_112833
『新世界 串かつ 八重勝』の外観

『八重勝(やえかつ)』は大阪・新世界のシンボル的存在とも言える串カツ専門店で、ジャンジャン横丁のちょうど真ん中に位置しています。アクセスは大阪メトロ御堂筋線・堺筋線「動物園前駅」から徒歩約2分、JR「新今宮駅」東口からも徒歩5分ほどと非常に便利で、通天閣の観光とセットで訪れる人も多い立地です。外観は暖簾と行列が目印で、昼から夜まで揚げ油の香りと人の賑わいに包まれています。

店内はカウンター席のみ、目の前の揚げ場で職人が次々と串を揚げていくライブ感が魅力です。

営業時間は午前10時半ごろから夜20時半前後まで(仕込みや混雑状況で変動あり)、ランチタイムから夜まで通し営業しているのも観光客には嬉しいポイントです。しかし「新世界で一番並ぶ店のひとつ」と評され、開店前から行列が定番。私は開店10分ほど前からお店に向かいましたが、すでに20人以上
並んでおりお店に入れたのは開店30分後くらいの2巡目でした。

定休日は木曜日に設定されており、第3水曜日が休みになる場合もあるため、訪問前に最新情報を確認しておくと安心です。予約は一切不可で、現金のみの支払いなので注意です。

20250906_110110
串カツならではの多彩なメニュー

看板は牛肉の「串かつ」を中心に、海老・貝柱・牛ヘレ・れんこん・玉子・アスパラ・生麩など百花繚乱。名物「どて焼き」(牛すじの白味噌煮)も人気の定番です。価格は一本100〜450円程度(例:串かつ3本300円、どて焼3本300円、海老450円など/※時期で変動)。

卓上のソースは“二度づけ禁止”です。キャベツが無料提供されるので、ソースをすくってかけるための道具としても活用しましょう。

レビュー

20250906_105850
生ビールで乾杯!

20250906_105917
食事セッティング
  
20250906_110017
名物の「ドテ焼き」プルプル食感がくせになる

20250906_110140
数量限定の「海老もち」(エビを擦り込んだ餅)

20250906_110328
牛肉串カツ(二人前)

20250906_110401
タレにつけてガブっといきます

20250906_110551
揚げたてがテンポよくやってきます

20250906_110609~2
アスパラ

20250906_110801
生しいたけ

20250906_111045
ささみ生姜
生姜のさっぱり感が揚げ物なのに良い!

20250906_111424
活イカ

20250906_111706
レンコン

20250906_112125
カマンベールチーズ

20250906_112302
玉ねぎ

本場大阪の串カツは本当に最高でした。今回オーダーした中では、特に「ささみ生姜」と「アスパラ」が印象に残っています。通天閣に登るついでに八重勝の串カツを味わうのが、これからの大阪旅行の定番コースになりそうです。次回訪れた際には、ほかの串カツもぜひ試してみたいと思います。ごちそうさまでした!

Tips

大阪の串カツのルーツ
大阪の串カツのルーツは、昭和初期の新世界・通天閣界隈に誕生した庶民の味にさかのぼります。当時このエリアは労働者や商人が多く集まる下町で、安価で腹持ちの良い料理が求められていました。串カツは、肉や魚、野菜などを竹串に刺し、衣をまとわせて油で揚げ、特製ソースにくぐらせて食べるという非常にシンプルなスタイルで誕生しました。一本単位で提供できるため財布にやさしく、食材も余り物や切れ端を活用できる合理性があり、自然と大衆食として根付いたのです。加えて、揚げ物を串に刺して提供する形式は、忙しい労働者でも片手でさっと食べられる利便性を持っていたことから人気を集めました。

昭和初期の屋台や大衆酒場から広がり、戦後になると「二度づけ禁止」のルールを掲げる店が登場。これは不特定多数で共用するソースの衛生面を守るための知恵でしたが、結果的に大阪の串カツ文化を象徴するユニークな作法として定着しました。さらに、卓上のキャベツが“口直し兼ソースをすくう道具”として提供されるのも大阪独特の文化です。やがて串カツは観光名物としての地位を確立し、新世界を中心に多くの専門店が軒を連ねるようになりました。

現在では「八重勝」「だるま」などの老舗が国内外の観光客を惹きつける一方で、梅田やなんば、心斎橋といった繁華街にも多くのチェーン店が広がり、全国的に親しまれる料理となっています。つまり串カツは、大阪の庶民の知恵と下町文化から生まれ、合理性と楽しさを備えた食べ方が人々に支持され、今や「大阪グルメ」を代表する存在にまで進化したのです。

スポンサーリンク