お店の基本情報
ビジネスマンの聖地とも呼ばれるこのエリアに、2017年に誕生した「麺屋周郷」は、つけ麺愛好家や海外からのお客さんにとっても人気の名店です。剣道の精神を背負い、約7年間のラーメン作りの経験と1年間の研究を経て、店主自らが新橋に店を構えました。
麺屋周郷は、わずか5席の小さな空間ながら、厳選された食材と独自の調理方法で訪れる客に忘れがたい食体験を提供しています。
営業時間は月曜から土曜は11:00から15:00、17:00から22:00まで、日曜日は11:00から16:00までとなっており、定休日はありません。
JR新橋駅から徒歩3分とアクセスも非常に便利です。
席が5席ということから早めにお店にいった方が良いと思い、平日の開店時間30分前の10：30に店の近くに到着しました。
開店30分前にも関わらずすでに並びができていましたが、私は運よく開店と同時に入れる5番目の順番でした。
お店の前には「お客様へのお願い」という注意書きがありますので、よく読みましょう。
・車道の邪魔にならないようにすること
・割り込みや合流はしないこと
・全員そろってから並ぶこと
・禁煙
・順番が近くなって、券売機の前まで来たら食券を買うこと
などが書かれています。特に人気店ではトラブルが絶えないので、マナーを守って気持ちよくおいしい料理が食べたいですね。
開店時間が近くなると店員さんから、順番に券売機で食券を買うことを促されます。
PayPayやLinePayでも食券購入が可能ですが、その場合は店員さんに声がけが必要です。
メニュー
メニューはつけ麺、トッピング、ご飯もの、おみやげ品で構成されています。
つけ麺 1100円
煮玉子つけ麺 1230円
焼豚つけ麺 1400円
特製つけ麺 1500円
つけ麺はそれぞれ麺の量を小(150g)・中(200g)・大(250g)から選ぶことができます。
さらに麺100gにつき100円で増量が可能です。
焼豚(3種類1枚ずつ) 400円
自家製メンマ 200円
煮玉子 150円
のり3枚 100円
ご飯 100円
まかない飯 400円
小瓶ビール 400円
お土産セット 焼豚・メンマ 1100円
お土産 焼豚 1100円
お土産用 特製つけ麺 1500円
食券を購入し、店員さんに渡してから、再び開店時間まで待ちます。
開店時間になると順番にお店に入ることができます。開店時間のときには10人ほどの行列になっていました！
凛とした店の雰囲気に少し緊張しながら暖簾をくぐります。
注文したメニュー
店内は木製のカウンターで落ち着いた雰囲気です。
5席という限られた空間のため、静かで集中して食事を楽しむことができます。
今回は
特製つけ麺
まかない飯
の二つを選択しました。
残ったスープを出汁で割る”特製の〆”があるので忘れずに。
また、麺屋周郷では、お客様のさまざまなリクエストに柔軟に対応しています。具体的には、「味の好み」に合わせた調整、「熱もり」で麺の温度を調節、さらには「温めなおし」のリクエストにも応じるなど、顧客の細かい要望に応えることで、よりパーソナライズされた食体験を提供しています。
「追加注文」にも対応し、食事中にもさらに注文が可能です。このような顧客中心のサービスは、麺屋周郷が提供する特別なつけ麺体験の一部となって高評価の一因となっています。
こだわりの食材
着席後少し待つと料理がでてきました。提供スピードは速いと思います。
ここで麺屋周郷の選び抜かれたこだわりの食材たちを紹介します。
▽麺～香りと喉越しが特徴、唯一無二の特注～
麺屋周郷のためだけに、菅野製麺と共同開発した特注麺。福岡県産100％の国産小麦だけを使用した黄金色の麺は、周郷でしか食べられないこだわりの「香り」と「喉越し」です。喉越しのために麺が少し短めになっています。
▽海苔
千葉県産房総仕入れ。ご注文後に炙り、香りを立たせています
▽焼豚～ITI(国際味覚機関)の最上位評価となる三ツ星を受賞した豚肉を使用～
煮豚は仕入れの日に最も状態のいい部位を煮豚にしています。主にバラ、肩ロース、腕肉を使用。(その日の部位を知りたい方は店員までお尋ねください)
肩ロースは筋や脂をそぎ落して低温で長時間調理しました。
鶏チャーシューは胸肉を雪塩のみで味付け、低温で調理しています。
▽メンマ～店内仕込みのこだわりメンマ～
ラーメンの名脇役メンマは、こだわりの店内仕込。時間をかけてゆっくりと塩抜きして食感にこだわりました。保存料や着色料を使用しない自然な味わいが特徴です。
▽筍ゆば
筍の柔らかい姫皮だけを使用し、薄く味付けしました。
▽醤油(カエシ)
秋田県産の醤油をベースに様々な出汁で旨味の相乗効果を意識して作っています
▽スープ～豚・鶏・数種類の魚介を超高圧で炊いた濃厚スープ～
豚と鶏を店内の圧力寸胴で炊き上げたスープに、魚介、羅臼昆布、シイタケの旨味を加えました。
超高圧の約1.6気圧、最高温度130℃で炊くことで、旨味が凝縮されます。この高圧調理法により、濃厚で深い味わいのスープが完成します。
▽割りスープ
羅臼昆布と本枯れ節の一番出汁
つけ麺とまかない飯の感想
まずなんと言ってもつけ麺の黄金色の輝き、そして香りが素晴らしい。
喉越しのためにあえて短めにしているという麺は、食べやすさの点でも非常に良いと思いました。
スープは深い味わいで濃厚ながらも後半まで飽きがきません。
そして低温調理された肩ロースチャーシューは印象的でした。しっとりとジューシーなこのチャーシューは高級の洋食店ででてくるようなクオリティ。
厳選された食材が織りなす豊かな味わいに感動しました。
まかない飯は細切れの鶏と豚のチャーシューとネギに、大きくてハリがあり艶やかな卵黄が乗ったスペシャルなチャーシュー丼。
これを食べながらつけ麺のスープを飲むことでつけ麺とはまた違った楽しみかたができました。
〆は忘れずにスープ割りを。
残ったスープの器を店員さんに渡すと、器に出汁を入れてくれます。さらに驚いたのは、スープ割り用のトッピングも一緒に提供してくれるこだわり。
まとめ
この究極的とも言えるつけ麺の体験は、松戸の「とみ田」を思い出します。これまで食べたつけ麺の中では「とみ田」が一番好きなのですが、麺屋周郷のつけ麺もそれに近い感動だったので、比べてみたい。引っ越してからしばらく行ってないので近々「とみ田」に行ってみようかな。
そして麺屋周郷は神田に2号店があり、新橋とは異なり「出汁とスパイスの融合」をコンセプトにしたメニュー内容になってるとのことで、こちらにも近々行ってみたいと思います。
麺屋周郷の特製つけ麺はオススメです。ごちそうさまでした。
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