■訪問のきっかけとお店の概要
好きな陶芸家の個展を見るために下北沢に行って来ました。欲しかった酒器を購入できました。
下北沢に来たのは初めてで、せっかくなのでおいしいものが食べたくなり、グルメな先輩に聞いたところ、オススメされたカレー店が「旧ヤム邸シモキタ荘」です。
下北沢駅から徒歩7分の場所に位置する「旧ヤム邸シモキタ荘」は、大阪の人気カレー店が東京で展開する1号店です。東京には他に六本木の「ヤミーズ」、新橋の「やくぜん堂」があります。
開店時間に合わせて訪れた私は、すぐにカウンター席に座ることができました。
タイミングが良かったのですぐに入ることができましたが、お客さんは続々とやってきて列を作っていたので、余裕をもって開店前にくるのが良さそうです。
■注文したメニュー
4月の月替わりカレーとして提供されていたのは、「彩り野菜の鶏鴨キーマ、セリと水菜のシトラスサラダ添え」「桜エビと青パパイヤしりしり乗っけた!ごぼうとひじきのまろやかポークキーマ」「キクラゲと新生姜の中華アチャールと食べる、ピーナッツバターの坦々牛豚キーマ」の3種類です。
私は全がけカレーをターメリックライス大盛りで、さらに牡蠣のアチャールを注文しました。
■おすすめの食べ方
テーブル上のポップには「旧ヤム式!おすすめの食べ方」として、以下のステップが紹介されていました:
- まずはそれぞれのカレーを個別に味わう。
- 1/3ほど食べ進めたら、ヤムカレースープを全体に回しかける。
- 最後は全部をごちゃまぜにして食べる。
この方法でカレーの様々な味わいを楽しむことができます。
ヤムカレースープは、カレーのお皿とは別に、陶器の片口に入っています。
■カレーの味とアチャールの感想
提供されたカレーは、一般的なカレーとは一線を画するオリジナリティのある味わいで、具材のサイズも大きく、豊富な野菜が使用されていました。
特に気に入ったのは「桜エビと青パパイヤしりしり乗っけた!ごぼうとひじきのまろやかポークキーマ」です。和テイストのカレーに、ゴロゴロと大き目で歯応えのある青パパイヤがいいアクセントになっていました。
ヤムカレースープの出汁は味の変化を楽しむのに最適で、食事を通じて新しい発見がありました。
一方、アチャールはその辛さが印象的で、特に牡蠣のアチャールはホットな刺激がありつつも、海の風味が感じられる絶妙な味わいでした。
期間限定のレモンアチャールにも興味が湧き、次回の訪問では異なるアチャールを試してみたいと思います。
■まとめと次回の期待
「旧ヤム邸シモキタ荘」での食事はとても良い体験でした。
カレーの新たな魅力を発見できるとともに、そのオリジナリティと食材の豊富さに感動しました。
月替わりで提供されるカレーなので、毎月異なるメニューを楽しむことができるため、定期的に訪れたいと感じています。
ごちそうさまでした。
【アチャールについてまとめ】
「アチャール」はインドやネパールで広く食べられている伝統的な漬物です。この料理は、さまざまな野菜(例えば玉ねぎ、にんじん、きゅうり、キャベツ、かぶ、唐辛子など)を香辛料や酢で味付けし、ピクルスとして楽しまれます。インドではカレーの付け合わせとして、または単独で副菜として提供されることが一般的です。
アチャールの特徴は、保存性を高めるために使用される多様な香辛料と酢や柑橘系の果汁です。これにより、長期間保存が可能で、味も時間とともに深まります。インドではこの漬物がカレーや他の地元料理の風味を引き立てる重要な役割を果たしています。
また、「アチャール」の語源はポルトガル語の「achar」であり、これがインドや周辺国に広まり、様々な地域で異なるバリエーションが生まれています。例えば、日本の「あちゃら漬け」(長崎県五島列島などで伝統的に作られている漬物で、ポルトガル由来の料理)もこの「アチャール」が語源とされています。
もし「アチャール」を自宅で試してみたい場合は、玉ねぎ、レモン、しょうがを主な材料にし、ターメリック、カイエンペッパー、パプリカパウダーなどのスパイスを加えて作ることができます。これらの材料を油と混ぜ、数日間漬け込むことで、本格的なアチャールが完成します。
インドで特に人気のあるアチャールの種類には、以下のようなものがあります:
・マンゴーアチャール: マンゴーを主材料としたアチャールは、その酸味と香辛料の強い風味が特徴です。日持ちもよく、多くの家庭で作られています。
・ライムアチャール: ライムを使ったこのアチャールは、酸味が強く、さっぱりとした味わいが楽しめます。カレーの濃厚な味わいを引き立てるためによく用いられます。
・ニンニクアチャール: ニンニクをたっぷり使ったアチャールは、辛味と独特の風味があり、食欲をそそる味わいが特徴です。
カレーリーフアチャール: カレーリーフを主に使用したこのアチャールは、ハーブの風味が豊かで、独特の香りがあります。
唐辛子アチャール: 辛い食べ物を好む人には、唐辛子を使ったアチャールがおすすめです。様々な種類の唐辛子を使い、辛さを調節しながら作ることができます。
インドの食文化においては、「アチャール」はカレーとの組み合わせが最も一般的であり、その酸味と辛味がカレーの濃厚な味わいを引き立てます。他にも様々な料理に合わせて楽しむことができ、インド料理の多様性を象徴する存在です。
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